社長通信(第13号:2024年2月)

  • 社長コラム

公開日:

2月もみなさんお疲れさまでした。

今週は中国に来ています。
肌感ですが、景気悪そうですね。
まず上海の浦東空港は、ターミナルを1つクローズしていました。
行き交う車や人の数が少ない。
ホテルもガラガラ。
心なしか上海の街に活気がないです。

その私の肌感に裏付けされる事実は以下です。
外資による直接投資が前年比8割減で30年ぶりの低水準だそうです。
中国というのは豊富な人口で自分たちで成長しながらも、外資がどんどん入ってきたのが、足元その外資による投資が低迷しています。
理由の一つとして、共産党政権によるものが強いでしょう。
いわゆる半スパイ法です。
国家機密に触れる行為をすれば捕まる法律ですが、これの定義が不明確で、日本人も10名程度捕まっているのはニュースで報じられている通りです。
最近では全国の天気予報を言ったら捕まったという例も。本当か?と昨日NPSHの郭さんに聞いたら「政府の天気予報はデタラメで事実はこれですよー!」と中国国内のネットで報じていたら捕まった。とか。本当らしいです。

若者(大卒)の失業率が50%あります。
なぜ?
不動産不況です。広大が破産したことは一大ニュースになりましたが、つまり住宅を作りすぎたのですね。いまや中国国内の不動産在庫は10年以上あると言われています。つまり、日本でも30年前に起こったバブル崩壊です。バブル崩壊になると銀行から貸し渋りが生じ、経済活動を抑制減速させます。この理屈は分かりますよね。

従って、外資投資の低迷や失業率の上昇は、官民、つまり共産党による半スパイ法、民間による(と言っても国営ですが)過剰不動産によるものが大きいと言えます。

一方、日本国内の景気は、どうですか?
今週、日経平均株価が34年ぶりの最高値更新とありました。91年バブル後に社会人となった私としては嬉しいニュースです。
が、みなさんは肌感ありますか?私はないです。
これにも理由があります。
日本国内株式市場の大口投資先は誰でしょう。法人でも個人でもないです。最近はNISA効果で個人投資家が少し増えていますが。。。
大口は、海外投資家と日銀(日本銀行)です。
特に海外投資家はアメリカGAFAM(グーグル、アルファベット、Facebook、Amazon、マイクロソフト)それから、直近ではエヌビディアにけん引された豊富な資金を回して投資する国として、今や、日本とインドくらいしかないのです。中国は前述の通りリスクが高すぎる。
従って、日経株価の上昇も肌感の無い中、他力本願で強い感じ出ています。
従って、バブル崩壊後の失われた30年間で、ようやく日本企業の力強さが戻ってきたと、政府やメディアがバンバン報道していますが、本当にそうなのか?と言った感想を自身で持っています。

ニチベイMVVでは、「グローバル企業に成長する」と表記されていることもあり、今回は、日本国内、それから中国の関連について、その実態と私の認識を述べました。
現場での肌感と、FACT(事実)取得を、しっかりと整合する動きを養ってほしいと思います。つまり仮説と検証の繰り返しです。

話題はガラッと変わりますが、まずは吉川工場。
先月も社長通信で述べましたが、基本、工場オーナーさんからの現状引き渡しのため、必ずしも綺麗とは言えない状態だったもの、まずは1階生産エリアの床塗装をしました。凄く綺麗になりましたよ。
これには野田工場従業員のみならず、本社からも営業・品管・管理部、ITと複数の部署から応援をもらい成し遂げています。私自身も三連休連日現場に張り付きました。現場で塗装の作業指導をしてもらった塗装業者からは「この面積を自前でやるなんて経験上あまりありません・・・」と言ってたくらい笑
経費の面もそうですが、自分たちの工場を極力自分たちで一体感を持って整備することを意識したつもりです。

長くなりましたが今月の社長通信はこれで終わりとします。
日本はまだまだ寒い日が続きますが、明日から3月以降も睡眠をしっかりとって健康第一で、励むようにしてください。

西川

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