社長通信（第9号：2023年10月）

我々ニチベイの象徴的ワードであります「凡事徹底」これは、今社員全員が協力して行っている6S活動そのものです。

6Ｓとは何かをリマインドしますと、

整理：要らないものを捨てる

整頓：必要なものを分類して置き場所を決める

清掃：清掃を行う

清潔：綺麗な状態を保つ

躾：決めたことを徹底する

作法：あいさつなどのビジネスマナーを徹底する

ですね。

まず整理。必要であるか必要でないか、必要でないならきちんと捨ててますか？いつか使うだろうから取っておく、これはナシです。捨ててください。皆さんの自宅でも1年以上使わないものを断捨離しますよね？

整頓。じゃあ整理の後に必要と判断したもの、これは分類して置き場所を決めていますか？今日はここに置いて、明日は別のところに置く、これもなしです。

清掃。これは文字通り清掃していますか？

躾。決めたこと、ルールを徹底していますか？ルールが実態にマッチしないなら、新たにルールを作ってください。

作法。挨拶していますか？朝の挨拶、退社時の挨拶、社外での取引様との挨拶、これは全く投資なくお金要らずに、リターンのみですよ。

じゃあ一つ6Ｓの中で、事例をあげますと、

清掃の中で重要なのが、トイレ掃除。

本社では向こう3ヶ月まで当番制を決めてやっています。

なぜトイレのことを言うかというと、誰もが嫌がる場所だからという意味ではなく、「職場の空間の中で、トイレの清掃度合によって、そのモラルが顕著に現れる場所だから」です。

儲かっていない会社、士気の低い職場は、トイレから荒れていきます。

以前私が前職で勤務していた海外のトルコの事業所は、着任時、トイレがめちゃくちゃ汚かったです。やっぱり業績も赤字でした。

6Ｓ活動は、全員参加です。そして地道な作業が延々と続きます。まさに凡事徹底と言えます。

6Ｓに無頓着な人は、職場環境が良かろうが悪かろうが、無条件に受け入れて、基本的には待ちの姿勢の人が多いです。

待ちの姿勢が多いと気付いているそこのあなた、何も遅くはありません、6Ｓを行うことによって、その変化や効果を実感していくことと思います。だから、●●さんがやっていないから・・というような子供みたいな理由はなしに、自らが率先して、そのご自身のポジティブな変化を体感してもらえるよう、皆さんにお願いしています。

今月9月の社長通信はこれにて6Ｓを中心にお話ししました。

季節の変わり目で体調を崩すことのないよう、体調管理にはしっかりと気を付けて11月も充実した生活を送りましょう。

西川